アマゾンの先住民族を応援しよう 

アマゾンの熱帯雨林が今、危機に直面しています。先住民族のコミュニティの一つ、ムンドゥルク族の人々が立ち上がり、アマゾンの森林をダム建設からまもるためにたたかっています。

いま、緊急のお願いがあります。ダム建設予定地はムンドゥルク族の人々の土地であることを、ブラジル政府が公式に認めるかどうかわかるまで1カ月となりました。彼らの土地であると認められれば、アマゾン川の”心臓部”ともいえる地帯をまもることができるのです。

一連の巨大ダム建設が進んでしまえば、アマゾン川の支流の一つ、タパジョス川一帯は水没し、先住民族の村々や稀少な野生動物の生息する場所が失われてしまいます。
しかし、100万人を超える世界中の人々のチカラによって、最初の巨大ダム建設計画は中止になりました。いま、全ての巨大ダム建設を止めることが必要です。多くの人が署名に参加すればするほど、ブラジル政府に、これを最後に全てのダム建設計画を打ち切るようさらに強く訴えかけることができます。ブラジル政府は、世界から注目が集まる中で、アマゾンの熱帯雨林を破壊することはできないはずです。

ダムからまもって!アマゾンの森

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ムンドゥルク族の土地
ムンドゥルク族の土地

大規模ダム≠クリーンエネルギー

先日、タパジョス川で計画されている巨大ダムの一つ、「サン・ルイス・デ・タパジョス」の建設が中止されました! けれども、タパジョス川流域には、まだ42カ所のダム建設が計画されています。 
ダムによる水力発電は、クリーンなエネルギーを得るための解決策のようにみえますが、実は違います。シーメンスやゼネラル・エレクトリックといった大企業は、アマゾンの熱帯雨林にいくつものダムの建設を計画し、そこでは環境破壊という犠牲のもと、巨額の利益が生み出されるのです。
巨大ダムの建設によって数千平方キロメートルの熱帯雨林が水没してしまいます。
またアマゾンの熱帯雨林にダムが建設されてしまうと、タパジョス川に生息するアマゾンカワイルカや、カメ、魚など様々な生き物の餌場や繁殖の場が大きな被害を受けます。絶滅の危機にさえつながる生物もいます。いっぽう陸地では、先住民族の村やコミュニティと同じく、稀少な植物の生息地や、絶滅が危惧されている生物や新種の哺乳動物などの生息地も流されてしまうのです。

ダムの建設によって、アマゾンの熱帯雨林の脆弱な生態系は破壊され、環境や社会に取り返しのつかない影響をもたらします。環境を破壊するダムは、建設に関連する大企業が言うところの「クリーンなエネルギー」とはほど遠いものです。

人々の力が集まれば、たたかいに変化を起こせます。ムンドゥルク族の人々と一緒に100万人を超える人が声を上げた後、「サン・ルイス・デ・タパジョス」ダムの建設は中止されました。アマゾンを巨大ダム開発からまもるために、これからも声を上げ続けてください。

ムンドゥルク族の人々

ムンドゥルク族とは、タパジョス川の流域に何世代にもわたって生活してきた先住民族です。現在、タパジョス川沿いには約12,000人の人々が住んでいます。彼らは川から食糧を得たり、輸送手段として使ったりと、川を文化的、精神的なよりどころとして生きてきました。川を失うことは固有の生活様式を失うことであり、命を奪われるのと同じことです。
だからこそ30年以上にわたって、この地域にダムを作る計画とたたかっているのです。

そして今、ムンドゥルク族の人々は世界の人々に、自分たちのたたかいへの応援を呼びかけています。彼らはブラジル政府に自分たちの土地を公式に認めるよう求めていますが、今までのところ、政府は承認の過程を引き延ばそうとしています。恐らく、より多くのダム建設を可能にするためかもしれません。
最近になって承認過程は第一段階に達しましたが、最終段階に到達するまでには、政府に対してより強い働きかけが必要です。世界中から多くの人々がムンドゥルク族と一緒に立ち上がれば、彼らの土地と、そこで育まれる豊かな生物多様性をまもることができるのです。

ダムではなく自然エネルギーを

ブラジルでは深刻な干ばつが頻繁につづき、さらなるダム建設は疑問視されています。別の巨大ダム「ベロモンテダム」では、汚職問題が最近明るみに出ました。このダム建設にかかわった企業は、評判を落とすリスクが考えられます。
しかし、解決策はすでにあります。ブラジル政府と、電気を供給するインフラ企業は、太陽光や風力で発電するクリーンな自然エネルギーに投資をするべきです。ブラジル中の学校や小規模コミュニティに太陽光発電を導入するプロジェクトは、すでにブラジルにエネルギー供給の「革命」を起こしています。
またブラジルの大地は広大で風力発電の潜在力が高く、自然エネルギーへ投資すれば、十分なエネルギー供給を確保することができます。シーメンスなど建設にかかわる企業は、環境を破壊する巨大ダムへの投資ではなく、その専門技術を太陽光発電と風力発電にこそ生かすべきです。